車検も保証付きの時代
最近、車検後に一定の保証をつける業者さんが増えています。
保証は無いよりある方が絶対良いに決まっています。
しかし、保証があれば何でも良いかと言う訳ではありません。
有償保証、無償保証、保証範囲も様々です。
今回の記事は車検と保証についてご説明しています。
車検と保証について
そもそも車検とは「道路を走る上での保安基準を満たしているかを検査」するものです。
車検後の車の状態を保証する物ではありません。
しかし、実際には車検と同時に法定24ヶ月点検を受けています。
56項目もの項目についてチェックされ、寿命を越えている、寿命が近い部品などは交換を推奨されます。車検後すぐに壊れるなんて事があっては何の為の24ヶ月点検だという事になってしまいます。
現在は多くのディーラーや整備工場で車検後の保証を実施しています。
保証がつくことは消費者としてはありがたいのですが、保証費用や保証内容は各社異なります。
車検を比較する場合は費用だけでなく保証内容についても比較することが大切です。
車検保証のタイプ
メーカー保証延長型
ディーラー車検でよく採用されているタイプです。
一般に新車保証はエンジンなどの走行に関わる部分が5年又は10万キロ(一般保証)、
エアコン、オーディオ、パワーウインドウなどは3年又は6万キロとされています。(特別保証)
車検を受け、保証費用を支払う事で特別保証が3年から5年に延長されます。
また走行距離の制限が緩和されるため、どれだけ走っても保証期間中は無償修理を受けらます。
エンジンやエアコンなど故障した場合修理費用が高額になりやすいので保証の延長はありがたいサービスです。デメリットは保証費用がかかる事です。普通車なら車検費用に加えて数万円の保証費用が必要です。
保証部分を選択する事により保証料金も選ぶ事が出来ます。
整備保証型
自動車そのものを保証するのではなく車検時に修理、交換した部分を一定期間保証します。
保証される部分は限定的ですが、保証費用は不要です。
修理していない箇所は対象外であるという事を知っておきましょう。
まとめ:比較する事が大切
保証をつける事は安心ですが、数万円の保証費用は大きいと言えます。
また保証を受けるためにはディーラーで言われるままの予防整備も行わなければなりません。車検費用もそれなりにかかりますので、車検専門店などと比較すると費用に大きな差がつく事になります。
保証付きで車検を検討する場合には車検費用、整備費用、保証費用を総合して比較する事が大切です。