自賠責保険 24ヶ月と25ヶ月の違いは?
車検時に更新する自賠責保険、保険料の表を見ていると24ヶ月と25ヶ月があります。
自賠責保険は次回の車検時まで加入する必要があります。
次の車検までということは2年後ですので24ヶ月で十分だと思うのですがなぜ25ヶ月という中途半端な期間が存在するのでしょうか?
24ヶ月+1ヶ月の意味
25ヶ月というのは24ヶ月+1ヶ月という意味合いになります。
なぜこのような設定が存在するかといいますと有効期限の問題があるためです。
車検は有効期限の24:00まで有効です。
つまり日付が変わるまでです。
しかしながら自賠責保険の有効期限の12:00(正午)まで有効です。
つまり車検と自賠責保険の有効期限が同じだった場合、自賠責保険の方が12時間早く有効期限が終わってしまうのです。
車検期間を全てカバーするには自賠責保険は少し長めに入っておく必要があるのです。
自賠責保険は月単位の契約のため24ヶ月+1ヶ月の25ヶ月という設定が必要になります。
自賠責保険を25ヶ月にしておくメリット
本来24ヶ月でいい自賠責保険を、1ヶ月分余分に支払うとなんだか損した気持ちになりますが、実際にはプラス1ヶ月は自賠責保険更新時も引き継がれるため、1ヶ月分を余裕としてずっと持っておくことが出来ます。
そのため、新車時に37ヶ月で契約しておくと、車検時に1ヶ月の余裕があるため24ヶ月で更新すれば良いのです。
車検切れの中古車を買われた場合は、車検を取り直す時に25ヶ月分で加入しておき、次の車検時は24ヶ月分でいいことになります。
また万が一車検が切れてしまい、仮ナンバーなどで業者まで運ぶ場合も自賠責保険には加入しておかなければなりません。自賠責保険に余裕があれば、仮ナンバーでの配送のために自賠責に加入しなくても良いのです。(もちろん有効期限内に限ります)
余裕を持って車検を通すなら24ヶ月でもいい?
自賠責保険の期間は強制ではありませんので24ヶ月で加入して、早めに車検を通してしまえば問題はありません。その代わり、予定通り車検を通せないと大変なことになってしまいます。
ただ、自賠責保険が切れると車を運転出来なくなるので、業者さんは車検期間を満たす自賠責保険の長さをオススメして来るのです。
早めに通すつもりでも2年後なんて解りませんから。(新車の場合は3年後)
関連記事:車検切れの車に乗ったらどうなる?
まとめ:車検時の自賠責は?
車検時の自賠責は、24ヶ月?25ヶ月?
どちらを選択するかは現在の自賠責の有効期限を基本に考えましょう。
新車時や前回車検時にプラス1ヶ月で契約していて既に余裕があるなら、24ヶ月で十分です。
車検切れ、自賠責も切れている状態で車検を受け直すならプラス1ヶ月の25ヶ月で契約することをお勧めします。