車検直後の故障って業者さんの手抜き?
車検の誤解
「先週に車検受けたばかりなのに、エンジンがかからなくなった」
「アレも替えましょう」「コレも交換しましょう」とディーラーの言われるままお願いをし、ビックリするような請求書を受け取り支払いを済ませたばかりです。
「なのに、なんで故障するの?」
そう、思うのも当然です。たまったもんじゃありませんね。
しかし、残念ながらこれは起こりうることなのです。
あくまで車検は「道路を走るための基準」を満たしているかどうかの定期的な確認です。
車検後、故障しても車検を引き受けた業者に基本的な責任はないのです。
車検を受けたから安心というのは誤った思い込みです。
過剰な予防整備が車検を高額にしている
車検費用が高くなる要因の一つがここにあります。
多くの自動車のユーザーは車検を受けると安心と考えています。
つまり車検後すぐに故障するとクレームにつながってしまいます。
そのため、車検を通す際に、交換時期が過ぎていたり、交換時期が近い消耗品を前倒しで交換することを勧めます。これを予防整備と言います。
消耗品を早めに交換する予防整備は決して悪いことではありません。
消耗品を使い切ることで起きるトラブルを減らす効果があります。
しかしながら次の車検まで持たないからと予防整備がエスカレートすることで車検費用の負担が大きくなってしまうのも事実です。費用面だけではなく、まだまだ使える部品を捨てているという無駄も発生していることになります。
車検に保証をつけている業者さんもあります
車検を受けるときに検査だけでなく、24ヶ月点検を一緒に受けます。
これはブレーキの分解整備なども含む53項目以上をチェックします。
その点検整備に保証をつける業者さんが増えています。
保証内容は業者さんで異なります。
但し、何もかも保証するというわけではなく、交換修理をした箇所について保証をするという業者さんが大多数です。
それでも保証がある方が安心ですので、内容や値段と一緒に保証内容も比較したいものです。
見積してもらう時点で保証についても確認しておくと良いでしょう。