車検時の消耗品交換は工賃がお得?
車検時には、必ずといって良い程、消耗品交換を勧められます。
もちろんタイミング的に丁度良い場合もありますが、もう少し先でも良いケースもあります。
- 「次の点検の時にします」
- 「もう少し乗ってからまた持って来ます」
と断ろうとすると必ず言われる文句があります。
車検と一緒に行う24か月点検では、細かく車を点検します。
特にブレーキの分解整備のためホイールを脱着します。
マフラーなど下回りの損傷や取付のゆるみをチェックするためジャッキアップして点検します。
通常だと別途必要になるホイールの着脱費用やジャッキアップする費用を点検費用として支払っているのでその分安くなりますよという意味です。
実際、車検時に消耗品を交換すると工賃が安くなるというのは本当です。
しかし、それが私たちユーザーにとって得か損かは別の問題です。
いくら安くなるの?がポイント
これまで何度も車検を依頼してきましたが、「安く出来ますよ」と提案して来ても「〇〇円安くなります」という業者さんには出会った事がありません。
そこで毎回決まってうかがう事があります。
「いくら安くなるんですか?」
実際に聞いてみるとガッカリする金額しか帰って来ない事がほとんどです。
何万円もする部品の交換を前倒しするのに、節約出来る工賃は1,000円、2,000円だったりします。
まだ使える部品を半年、一年早く交換することで失う金額を正確に計算することは難しいのですが、おおよその金額は新車からの使用年数を考えれば割合で判断することが出来ます。
管理人のこれまでの経験上、金額で比較すると残り寿命を使い切って交換する方が得だった事がほとんどです。
まとめ
消耗品はいつか交換しなければならない、どうせいつかは交換が必要なら、工賃が安くなる時に換えておこうと考える事は決して間違いではありません。
近々に交換が必要な場合もありますのでその場合は車検時に交換して工賃を節約する事は意味があります。
しかし、まだ半年、一年使える部品を早期に交換する場合、「捨てているお金」も発生します。節約出来る工賃と捨てているお金を比較して判断することをおススメします。