車検時にエンジンオイルは交換が必要か?
車検見積もりに必ずといっていいほど記載されるのがエンジンオイル関連の項目です。
結論から先にお伝えするとエンジンオイル交換をしなくても車検には合格します。
車検と同時に行う24ヶ月点検でもエンジンオイルに関する項目はありません。
オイル交換をしなくても車検には通ります
ということです。
今回の記事では車検とエンジンオイルについて考えてみましょう。
エンジンオイル交換はメンテナンスの基本
エンジンオイルをこまめに交換することは
- エンジンの寿命を延ばす
- 燃費の向上
- 静粛性の向上、振動の低減
など車に良い影響を与えるため、頻繁に交換する方が理想的とされています。
車検で車を預けたら、せっかくなのでエンジンオイルを交換して綺麗にしましょうということで推奨されるのです。
前回の交換から半年程度経過している、前回の交換時期があやふやといった状態なら車検時に交換しても良いでしょう。
日常的に走行距離などできちんとメンテナンスされている方や直近で交換されている場合は必ずしも車検時に交換する必要はありません。」
自動車メーカーが推奨するエンジンオイルの交換時期は1年または1万キロが一般的です。
シビアコンディション(低速走行、短距離の繰返し走行、登り下り、外気温が氷点下等)での使用が多い場合はその半分の半年、5000㎞程度とされています。
都市圏に住んでいるとどうしても渋滞などでSTOP&GOの繰り返しが多くなるのためシビアコンディションで使っている事が多くなります。
そう考えると半年、5,000㎞では交換したいものです。
エンジンオイルフィルターは車検時に交換すべき?
エンジンオイルフィルター、又はエンジンオイルエレメントとも言います。
エンジンオイルフィルターの役割はエンジンオイルをろ過し、金属片や汚れを取り除く事です。
エンジンオイルフィルターの目詰まりはエンジンにダメージを与えてしまうリスクにつながります。定期的な交換が必要な部品です。
メーカー推奨はエンジンオイルの寿命と同じく1万キロ程度ですが、実際にはオイル交換2回に1回くらいの割合で推奨されることが多いようです。
エンジンオイル同様距離で管理をされている場合は車検だからといって交換する必要はありません。前回のオイル交換でエンジンオイルフィルターを交換していない、前回何時換えたかわからない記録がないといった場合は車検時に換えてしまってもよいでしょう。
エンジンオイルは車検時に必ずしも交換する必要はありません!
エンジンオイルの交換、エンジンオイルエレメントの交換は車にとってメリットが多いことは言うまでもありませんが、自動車屋さんにすれば車検だけを通すより少しでも整備項目を増やして売り上げを上げたいというのがお勧めされる本当の理由です。
普段から走行距離で管理されていたり、お気に入りの銘柄で管理されている場合は車検時の交換は断っても問題ありません。車検も通りますし24ヶ月点検でも問題ありません。
ただ、普段管理をされていない方は車検時に交換してそこから距離による管理を始められると良いのではないでしょうか。
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