点火プラグと車検の関係
点火プラグ。スパークプラグとも言います。
車のエンジンは圧縮されたガソリンと空気の混合気を燃やしてエネルギーを産み出します。
混合気に着火する役割を担っているのがスパークプラグです。
スパークプラグはエンジンの気筒数だけ装着されています。
スパークプラグには寿命があり、古くなると着火する力が弱くなり、エンジンがかかりにくい、加速が悪化する、燃費が悪化するなどといった症状につながります。
定期的な交換が必要な部品です。
スパークプラグの交換時期
普通車 | 軽自動車 | |
スパークプラグの交換時期 | 20,000km走行ごと | 10,000km走行ごと |
自動車メーカーで推奨されている交換時期です。
実際には距離だけでなく、利用状態でも交換時期が来る事があります。
「プラグの焼け」と言いますが、プラグの先端の電極の焼け具合で上記距離内でも交換時期と判断される場合があります。
*プラグには超寿命タイプというものもあり20,000km以上使えるものもあります。
スパークプラグの交換費用は
スパークプラグの価格は1本1,000〜1,500円が相場です。
ディーラーで交換すると定価が基本になりますが、量販店で購入すると同じ部品でも安く購入出来る場合があります。
プラグはエンジンのシリンダー数だけ必要です。
3気筒エンジンなら3本、4気筒エンジンなら4本必要です。
更に交換費用がかかります。
交換費用の目安は新車ディーラーで1,000円/本、ピットサービスがある量販店で500円/本程度です。
点火プラグって車検時に交換しないとダメ?
スパークプラグ交換は車検時によく勧められるメンテナンスですが、必ずしも交換が必要という訳ではありません。そもそもエンジンが正常に動いていれば、車検には通ります。
車検時に行う24ヶ月点検ではチェックしなければならない項目です。
そのため点検の結果、交換を勧められる事はありますが、推奨なので交換するかどうかは任意です。
スパークプラグは交換もそう難しい事ではありませんので、車検だからと交換する必要はありません。走行距離で管理して時期が来たら交換すればいいのです。
車検時に交換しても工賃が安くなることもない項目と言えます。
但し、プラグの状態や消耗で交換を勧められたら場合は素直に交換しておく方が賢明でしょう。
まとめ
点火プラグは車検だからと無条件に交換する部品ではありません。
走行距離で管理すれば良いでしょう。
但し、メーカー推奨走行距離以内でも状態で交換を勧められる場合は素直に交換しておきましょう。
交換は車検を依頼したディーラーや工場でなくても可能です。
車検後、量販店で交換してもOKです。
交換費用を見積もってもらい、量販店と比較して決めれば良いのです。