車検は自動車屋さんにとって稼ぎ時
車は好きだけど維持費は安く抑えたい。
多くのドライバーがそう考えているはず。
中でも車検費用は安ければ安いほどありがたいというのが本音だと思います。
管理人もそうです。
しかし、私たちが車検を依頼する車屋さんはそうではありません。
出来れば車検でたくさんお金を使ってほしいのです。
だって商売ですから。
そして車検は自動車屋さんにとって稼ぎ時でもあるのです。
車検は美味しいビジネス
車検は逃げられない
自動車屋さんにとって車検はビジネスチャンスです。
自動車は買ってくれたものの、普段は点検にも来ないお客さんも車検だけは逃げられません。
営業しなくてもお客さんから車を持ってやってくるのです。
これを逃がす手はありません。
しかし新車から3年、以降2年に一回やってくる車検は受けないと行政処分や罰金などの厳しいペナルティが課せられます。そのため全てのドライバーは車検からは逃げることができないのです。
車検は値切られない
新車を契約する時はライバルディーラーと見積もりを比較し、限界ギリギリまでサービスを求めてきた厳しいお客さんも整備や点検になると値段交渉をしない人がほとんど。
車検も同じです。請求通りに車検代を支払ってくれます。
しかもほとんどの人が現金払いです。
車検の中身は車屋さん任せ
車検時の整備も基本的には自動車屋さん任せ。
せっかく車をお預かりするのですから、しっかり整備しましょうと消耗品類の交換を勧めれば、Noとは言われることはまずありません。
要するに私たちはレストランでメニューも見ずに「シェフのお任せコース」を注文しているようなものなのです。
思い出してください自動車屋さんは私たちに車検でたくさんお金を使ってほしいのです。
これでは車検費用が安くなるはずがありません。
車検は値切ってもいい、整備内容も選んでもいい
そうなの?と思うかもしれませんが、車検費用は値切っても構いません。
もちろん車検時に納める重量税や自賠責保険はどうしようもありませんが、整備や点検にかかる費用は値切ってもOKです。
また私たちは見積書に掲載されている消耗品の交換をしないと車検が通らないと考えがちですが、実際には車検とは関係ない場合が多いのです。
「え?じゃあなんで車検見積もりに載っているの?」って思いますよね。
思い出してください。業者さんは車検で少しでも売り上げを上げたいのです。
消耗品を早めに交換することは車にとっていいことです。これを予防整備と言います。
しかし、早すぎる交換は不経済ですよね。
自動車の消耗品は走行距離で管理出来ます。
交換時期が来ていない消耗品は車検時に換える必要はないのです。
交換サイクルを早くして儲かるのは自動車屋さんだけです。
車検費用を値切るには?交換部品を選択するには?
そうは言っても整備費用は「決まっている費用なので」と値引きを断られるのが定番です。
ディーラーにすれば値引きする理由がないからです。
そこでお勧めなのは車検費用を比較することです。
車を買うときはきっと見積もりを比較しましたよね?
同じことが車検でも出来るのです。
車検はディーラー以外にも民間の車検工場や車検専門店でも受けることが可能です。
比較することで、車検のどの部分が高くて、どの整備が不必要なのかがわかるようになります。
車検専門店はインターネットで見積もり依頼をすることが可能です。
手軽に申し込めますので新車ディーラーで車検見積を取る前に済ませておくことがお勧めです。
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